白髪染めが色落ちする原因は?色落ちを防ぎ長持ちさせるポイント

「せっかく白髪染めをしたのに、すぐに色落ちしてしまった…」そんな失敗をして、白髪染めの仕上がりでお悩みになったことがないでしょうか。白髪染めをした直後はキレイな髪色だったのに、理想の色みが長続きしないと感じたら、まずはその原因を考えてみましょう。この記事では、白髪染めが色落ちする主な原因をご紹介します。

また、白髪染めの色落ちを防ぎ、染めた髪色をできるだけ長持ちさせるポイントについてもお伝えします。セルフカラーで染めた場合も、日頃の白髪ケアによってキレイな色みをキープすることが可能です。ご紹介する対策方法をぜひお試しください。

白髪染めした後に色落ちする主な原因

初めに、白髪染め後に色落ちする主な原因として考えられることをご紹介します。多くのケースでは「摩擦によるダメージ」「熱や紫外線の影響」「白髪染め直後のパーマ」などで色落ちするため注意が必要です。以下でご紹介する原因に心当たりがないか、チェックしてみましょう。

摩擦

摩擦により髪の毛のキューティクルがはがれたり傷ついたりすることで、内部のタンパク質や水分が流出してダメージの原因となります。これにより髪の内部の染料が早く落ちることにつながってしまうため注意が必要です。さらには、ツヤが失われたり、パサついて手触りが悪くなったりするおそれもあります。特に、毎日のお風呂でシャンプーをするときや、タオルドライをするときなどに摩擦が発生しやすいといえます。濡れた状態の髪はくっつきやすく、摩擦が起こりやすい点に留意しましょう。

熱や紫外線

過度な熱は、髪の毛のタンパク質が変性したり、キューティクルがめくれあがったりする原因となります。また、紫外線を浴びることでも髪の毛のタンパク質が変性するほか、メラニン色素が分解される可能性があります。これにより髪の毛が赤茶けたり、ツヤが失われたりするため注意が必要です。加えて、紫外線は白髪染めした色素の一部を変化させ、色落ちや変色の原因となることも押さえておきましょう。

パーマの薬剤

白髪染めをした直後にパーマをかけると、パーマの薬剤の影響により色落ちするおそれがあります。パーマ1剤にはアルカリ作用もありキューティクルが開くため、染料が落ちやすくなります。色落ちや変色する可能性があるため注意しましょう。

白髪染めの色落ちを防ぐ方法

続いて、染めた白髪の色落ちを防ぐ方法を解説します。ヘアカラー後はカラーケア用のシャンプーやトリートメントを使うと良いでしょう。また、色あせが気になり始めたタイミングで「カラートリートメント」を使用し、髪色をキープするのもおすすめです。市販のアイテムを活用して、キレイな色みを長持ちさせましょう。

カラーケア用のシャンプーやトリートメントを使う

日々のお手入れでカラーケア用のシャンプーやトリートメントを使用すると、白髪染めした髪の色持ちがアップするとともに、髪を保護して健やかに保つことができます。カラーケア用のアイテムは、染めた髪のケアのために設計されているので、色持ち効果やトリートメント効果が期待できるのが魅力です。キューティクルを引き締めてヘアカラーの色落ちを防ぎ、うるおいを与えられます。

また、市販の白髪染め用品の中には「カラートリートメント」という商品もあります。カラートリートメントは白髪を染める染料が含まれたトリートメントです。使用を重ねると徐々に白髪が染まる仕組みになっています。ヘアカラーの合間に使うことで、色あせをカバーしてキレイな髪色をキープできます。色あせが気になり始めたら、カラートリートメントでいたわりながら髪を染めて、気になる白髪をカバーすると良いでしょう。

ビゲン カラートリートメント

外出時には紫外線対策をする

夏にかけて紫外線が強くなる時期の外出では、髪の毛を紫外線から守るための対策を講じましょう。例えば、帽子や日傘を使って髪に日光が当たるのを防ぐほか、紫外線対応のヘアケア剤を使う方法もあります。特に注意したいのは、紫外線による影響を受けやすいマット系やアッシュ系の髪色です。白髪染めでこれらの寒色系のカラーに染めた方は、白髪用ヘアカラーの色落ちを防ぐために紫外線対策を徹底しましょう。

摩擦が起きないようにする

お風呂上りの髪が濡れた状態では摩擦が起こりやすいことから、放置せずにできるだけ早く乾かすよう心掛けましょう。濡れた髪同士が擦り合うと、ダメージが生じてしまいます。連日にわたりダメージが蓄積されると、大きなダメージにもつながりかねません。

摩擦を防ぐために、髪の毛をタオルドライする際は、ゴシゴシと強くこするように乾かすのは避けておきましょう。乾いたタオルで挟み込むように水分を拭き取るのがポイントです。また、髪が絡まったときは無理にとかすのは止めて、目の粗いブラシやクシを使って、軽く流れを整えるようにすると髪同士が擦り合うのを避けられます。

摩擦によるダメージの対策として、洗い流さないトリートメントを使う方法も挙げられます。お風呂あがりに洗い流さないトリートメントでケアすることで、キューティクルの浮き上がりを抑えて、摩擦によるダメージを抑えることが可能です。白髪染め後はキューティクルのケア効果が高いトリートメントを使ってお手入れするようおすすめします。

ドライヤーを当てすぎないようにする

髪の毛を乾かすときにドライヤーを当てすぎると、髪の水分が失われてダメージにつながります。ドライヤーで乾燥させる際は、一箇所に熱を当てすぎないように注意しましょう。また、必要以上の熱を当てないよう、ドライヤーの前に丁寧にタオルドライをして、熱を当てる時間を短縮するのもポイントです。

シャンプー後、乾いたタオルで髪の毛を挟み込むイメージで、軽く叩くように水分を吸い取りましょう。毛先から水滴が落ちないくらいまでタオルドライをしてから、ドライヤーの温風で8割程度まで髪を乾かして、仕上げに冷風を数分間当てます。これによりキューティクルが引き締まり、ツヤのある仕上がりになります。

パーマは1週間以上あけてからかける

白髪染め後は1週間ほどの期間をあけてからパーマをかけるのが望ましいとされています。ヘアカラー後にパーマをかけたい方は、事前に白髪染めをしたことを美容師に相談しておくと良いでしょう。

白髪染め後は色落ちを防ぐための対策をしておくと安心!

ここまで、白髪染め後に色落ちする主な原因や、色落ちを防ぐための対策についてお伝えしました。白髪用ヘアカラーで染めた髪は、「摩擦」「熱や紫外線」「パーマの薬剤」といった要因で色落ちするおそれがあります。そのため、白髪染め後は摩擦を避けた正しい方法でお手入れをしたり、紫外線に当たるのを避けたりすることが大切です。市販のカラーケア用のアイテムや、カラートリートメント、洗い流さないトリートメントなどを活用して、お手入れをすると良いでしょう。染めた白髪の色落ちが気になるときは、ぜひご紹介した情報を参考にご自宅でケアをしてみてください。

監修者

ロゴ:ビゲン

ビゲン 編集部

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